【角田裕毅F1第11戦密着】僚友との間に生じた1秒の差に困惑。コースインのタイミング、路面状況も一因か

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By Auto News on Jul 31, 2021 at 7:25 PM
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     2021年F1第11戦ハンガリーGP初日のフリー走行1回目でクラッシュし、セッションの後半をガレージで過ごした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)。レース用のギヤボックスに交換し、金曜日の走行データを元にセットアップされたマシンに乗り込み、土曜日のフリー走行3回目は精力的に走り込んだ。

     60分間のセッションで、全ドライバーのなかで最も多い25周を走行し、金曜日にできなかったマシンの限界を探る作業を行った。

     しかし、フリー走行3回目の後には予選が控えており、限界を超えて金曜日のようなクラッシュを犯すことは絶対に許されない。角田はいつもより慎重に予選へ向けた準備を行っていた。
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    2021年F1第11戦ハンガリーGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

    「FP3ではクラッシュしないように、少しバックオフしてペースをビルドアップして(上げて)いきました」(角田)

     それでも、角田のフリー走行3回目のベストタイムは1分18秒461で14番手。1分18秒115だったチームメートのピエール・ガスリーとは、約コンマ3秒差だった。トップ10のランス・ストロール(アストンマーティン)との差も約コンマ4秒。これなら、Q3進出は十分可能で、悪くともQ2には進出できるだろうと思われた。

     ところが、予選が始まりコースインしてみると、その希望は完全に打ち砕かれた。角田が1回目のタイムアタックで叩き出したタイムは1分18秒163だったのに対して、ガスリーは1分16秒874と1.3秒は速かったのである。
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    予選が始まり、コースインする角田

    「Q3行けるどころか、チームメイトとのタイム差が1秒3も違うなんて……」
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    予選後、インタビューに応じた角田

     じつはガスリーは、1回目のアタックは1セットのタイヤで1発しかアタックしていないのに対して、角田は1発アタックしてからクールダウンラップを入れて、もう1回アタックしようしてやめてピットインしており、燃料を多く積んでいた。だが、それだけでは1.3秒も差はつかない。

     もうひとつ考えられるのは、角田がコースインしたタイミングだ。じつは角田は全ドライバーのなかで最初にコースインしていた。しかも、セッション開始の合図を告げるグリーンライトが点灯してから、わずか7秒後にコースイン。普段レースが行われていないハンガロリンクは路面が比較的汚れている。そのため、走行を重ねるごとに路面の改善しろが大きく、最も柔らかいタイヤでタイムアタック合戦が行われる予選ではそれが顕著となる。

     6周分の燃料を積み、路面が最も汚れているなかで1回目のアタックを行った角田は、3周分の燃料を積んで、10分以上経過した後の路面状況で、タイヤをうまく機能させることができなかったのではないか。

     しかし、角田は今回ハンガロリンクが始めてというわけではなく、何度かレースしている。また、チームのエンジニアたちもそういったハンガロリンクの特徴は織り込み済みのはず。

    「このサーキットは過去数年で走っていているので、どうしてチームメイトとあんなに差が付いてしまったのか、本当にわからない。今夜はエンジニアたちとしっかりデータをチェックして、レースまでに原因を追求したいと思います」(角田)

     ハンガリーGPで角田はQ1で敗退し、予選は18分間で幕を閉じたが、角田の中で予選はまだ続いていた。
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    2021年F1第11戦ハンガリーGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

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